あんつぁんの風の吹くまま

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行き着く果てを見たくない

  風速二十五メートルを越す春の嵐のせいで、そこかしこの桜が満開になる前に散っています。

 毎年、花吹雪のこの時期になると、沖縄に思いを馳せないわけにはいきません。六十五年前の今ごろの沖縄は、アメリカ軍の上陸が始まり、凄惨な地上戦が繰り広げられていたのです。

 投入された特攻機や海上特攻の戦艦大和などの悲惨ささえも影が薄くなるほど、住民を巻き込んだ沖縄戦による日本側の犠牲者の数は、十八万人を優に超えています。文字通りの地獄絵図が沖縄のあちこちで展開されていたのです。

 それを思うと、言葉の軽い人の愚かさが行き着く果てを見届けるわけにはいかない胸騒ぎを、春の嵐の中に感じてしまいます。
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        今日の読売新聞朝刊より抜粋

by antsuan | 2010-04-02 21:10 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
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Commented by saheizi-inokori at 2010-04-03 11:11
言葉の根っこに沖縄で犠牲になった人々に対する想像力が働いていないのでしょう。そういう人を首相に持った不幸を感じます。
Commented by antsuan at 2010-04-03 22:43
・英国貴族には高貴なる義務という武士道に通じる意識がありましたが、そういう意識どころか想像力すらも持ち合わせていないようです。まさしく不幸と言うべきでしょうね。