あんつぁんの風の吹くまま

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日本において人殺しが英雄扱いされた事件

2010年3月26日 10時12分   ( 2010年3月26日 11時50分更新 )
                 共同ニュース
金嬉老元受刑者が死去 立てこもりで民族差別訴え 

 【ソウル共同】68年2月の「金嬉老事件」で無期懲役が確定後、99年9月に仮釈放され韓国に渡った金嬉老元受刑者が26日午前死去した。81歳。静岡市出身。関係者が明らかにした。静岡県清水市(当時)で暴力団員2人を射殺した後、同県・寸又峡温泉の旅館に客や経営者家族ら13人を人質にして立てこもり、在日韓国・朝鮮人差別を訴え、大きな社会的反響を引き起こした。

 この事件、よーーく覚えています。しかし、毎日新聞はこの元受刑者を"さん"付けで報道しているように、在日韓国・朝鮮人の扱いに対して、不当な逆差別があることを知った事件でもありました。もし彼が、アメリカ人だったら、あるいはベトナム人だったら、沖縄問題やベトナム紛争を想起した別の意味の嫌悪感を持った社会的反響を引き起こしたことでしょう。

 ここにマスメディアの欺瞞に満ちた報道を垣間見ることが出来ます。
by antsuan | 2010-03-26 13:32 | 情報通信・パソコン | Trackback | Comments(2)
Commented by mimizu-1001 at 2010-03-26 18:47
全ての人からではありませんが、けっこうな人数から歓迎される殺人ってたくさんありますよね。
同様に、歓迎される暴力も。
平和ってのは暴力でしか勝ち取ることはできません。
「平和」「暴力」の定義を曖昧にしたまま話をするとこうなるな(笑)
Commented by antsuan at 2010-03-27 21:12
・みみずすましさん、平和って力づくで勝ち取るしかないのですよね。それが正義か悪かは別問題。