あんつぁんの風の吹くまま

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二つの三月十日


 時は明治三十八年の三月十日、今から百五年前の今日、日本帝国陸軍は多大なる犠牲を払いながらも奉天を攻略、ロシア軍を満州から事実上撃退した。時はたち、昭和二十年の三月十日、今から六十五年前の今日、米国は東京一帯に大規模な空襲による大虐殺を敢行し、十万人にも及ぶ非戦闘員の日本人を焼き殺した。

 どちらの三月十日も犠牲は大きかったのだ。

 明治時代のあの日は、その犠牲者の功績を讃え陸軍記念日とした。しかし、昭和のあの日については、大虐殺という言葉を殺し、平和の礎となったその犠牲者に対する感謝の気持ちも忘れがちである。

 どちらの三月十日も、平和を貪っている現代の日本人は決して忘れてはならないのだと思う。
by antsuan | 2010-03-10 14:22 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(2)
Commented by sweetmitsuki at 2010-03-10 18:02
東京大空襲と陸軍記念日が重なるのは偶然ではなく、米軍は式典をぶち壊しにするためにわざとこの日を選んだのだそうですね。
私の祖父は杉並出身ですが、当時通っていた学校が神田にあり、惨状を目にしています。
今でも現場を訪れると、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥るそうです。
本当に、どんな形でもいいですから語り継いでいかなければならないと思います。
Commented by antsuan at 2010-03-10 19:22
・アメリカ人のノー天気な残虐さを反省させないと市民を巻き込んだテロはこれからも続くことでしょう。それを考えると、どんな形ででも良いわけはなく、大虐殺であったことを日本人は語り継ぐべきではないかと思うのです。