あんつぁんの風の吹くまま

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「和」の伝統的経営手法


 もし、少しでも政治に興味がある人(宇宙人も含む)は、山田 宏 東京・杉並区長の書いた「"無税"自治体への挑戦」(月刊ボイス十二月号)を、是非お読み下さい。
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 経営の神様、松下幸之助が熱く訴えていた「無税国家構想」を実践し、成功への道を歩み続けている地方自治体がここにあるのです。さらに、この松下翁の構想と同じ手法は、江戸時代の二宮尊徳や明治時代の福沢諭吉も提唱していたと書かれているように、堅実的に受け継がれてきた、日本の伝統的経営手法なのであります。

 日本人が磨き上げてきた「無駄を徹底的に削り、本質を突き詰めていく『美』」の在り方は、西洋的あるいは大陸的な「装飾に装飾を重ねる『美』」の在り方と対極に位置しています。従って、これからは外洋の国から学んできた主義思想の衣を脱ぎ去り、我が国の伝統的な「和」を重んじる調和の思想に立ち戻る時期に来ているといえましょう。

 アメリカ型グローバルスタンダードを否定した、我が国の総理大臣は宇宙人です。しかし、グローバルスタンダード(国際的な基準)を否定するのならば、日本人としての総理大臣に戻るべきです。その時に自ずから見えてくるものは、伝統的な「和」を重んじる思想であり、外洋から伝わった「友愛」ではないと考えるのです。
by antsuan | 2009-11-13 16:40 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)